面白い映画とは何か?≠より面白い映画とは何か?



深夜に放送されている映画を(たまーに)観るのが好きなのですが、
先日『結婚記念日』という映画を観ました。

あらすじを抜粋します。

「ロサンゼルスのショッピングセンターを舞台に、中年夫婦の結婚生活の危機を描いたコメディ。夫であり弁護士であるニック役をウディ・アレンが、妻であり心理学者であるデボラ役をベッド・ミドラーが演じる。」


映画はコメディが比較的好きなのと、ウディ・アレンに興味があったので観てみたのですが、、、
僕の人生史に残るとても面白い映画でした!

上手く表現できませんが、ちょっと古い洋画で、明るいシーンが中心で、クリスマス前の雰囲気みたいなワクワク感があって、午前中に観たい映画、という感じでしょうか。

ちなみに原題は『SCENES FROM A MALL』で、『結婚記念日』とは日本語版のタイトルです。

洋画や洋書は日本語版が作成されるに当たって、タイトルが変更されることも多いですね。この映画のように意味的に全く違った訳し方をされる場合もありますが、内容を見ると納得してしまいます。


翻訳に関しては面白い?話があるので、また別の機会に書きたいと思います。



少し脱線しましたが、今回の投稿で書きたいことは、『結婚記念日』、この映画とっても面白かったからオススメだよ☆
ということではありません。


世界(または日本)で一番面白い映画とは何か。という問いには答えることができるのでしょうか。


興行収入、評論家による評価、超一流の監督作品など様々な基準や尺度があるとは思いますが、完全に世界(または日本)で合意される最も面白い映画というものは在り得ません。



それでは、より面白い映画とは何か。という問いには答えることができるのでしょうか。


「より」ということは、一般的に相対的な評価を表します。

AとBがあってAの方が「より」面白いという風に。


つまり、最も面白い映画というのが机上の空論であっても、最も面白い映画に一歩でも近づく、より面白い映画は判断できるということです。



そうすると、2つの選択肢の比較を続けることによって、最高の選択肢に辿り着くことは可能だろうか、という疑問が生まれると思います。


しかし、埋めることのできない情報ギャップや、情報が完全でも取り除くことのできない考え方の差などの不完全性は消すことができないので、たった1つの答えに辿り着くことはできないのです。



世の中は1つの哲学、1つの答えのみが存在しているわけではない、ということです。

ただ、『結婚記念日』は本当に面白かったです。

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